通信13【青春時代】

妻には、千葉にいくと言いおいて、旅に出た。
それがなぜか、今日は仙台の空の下にいる。(仙台たなばた祭の真っ最中)
それはなぜか??

昨年より次男(埼玉在住)、三男(横浜)、二人の弟が戦力に加わったからである。そう、
食いぶちが倍になったため、この度は、新規開拓の旅。というと聞こえはいいが、本当のとこ
ろは、通信の題材を求めて、ちと吟行に? そんな心の構えである。そのついでに新規開拓
でもできりゃ、良しとしようかというところ。

果報は後からついてくるもの。追わぬもの。

昨日(7日)は、実に22年ぶりに、3年間お世話になった会社を仙台に訪ねた。学卒後、
仙台に3年気仙沼に3年、道の奥東北は、研磨石がまだ健一だったころの6年間、青春時代
を過ごした思い出の地である。迎えてくれた社屋も同僚の顔触れも、当時のまんまであった。
むかし話に花が咲く。まるでつい昨日のことのようようだ。


   − タイムスリップ −
       たなばた祭 歓声遠く 酔いしれて 
       たなばたに 思い出連れて 二人旅    〜研磨石〜


今日(8日)、たなばた最終日の一番町は人でごった返している。訪ねた旧知の呉服屋さんは
2軒とも、観光客への店頭販売に躍起。みちのくで、ひと暴れできそうな予感が・・・・・。

研磨石の行くところ常に、愛とロマンと売上である。

みちのくふたり旅のことは、妻には内緒にしといてね! と、書きたいとこだが「思い出」とふたりではね。


    − 天 の 川 −
       たなばたや 妻一筋の 研磨石
                 年に一度の 橋は架からず


2000(H12)/ 8/ 8 松戸→山形→仙台→福島→松戸 旅の途中

【訪販道中膝栗毛3】■仙台七夕 8月 6〜 8日
牽牛星織女星を祀った乞功奠(きっこうてん)という中国の行事が日本に渡り、短冊に願いを込め、技芸の上達を祈る風習となった。牽牛・織姫の星祭り。仙台では伊達政宗公が婦女子に奨励し、武家や商人町で飾られたのが始まり。