1996-01-01から1年間の記事一覧

落款『磊』の由来

俳号に見合う名句ができぬまま、1年半が過ぎた、ずっと気にはなっていたのだが「研磨石」の中に潜む3つの「石」!! なにか言いたそうである。 東大寺正倉院御物の名香「蘭奢待」(らんじゃたい)には東大寺の3字が隠されているという。「研磨石」に『磊』…

研磨石連句

ー痒いところにー 猫の手と あなたのそばに 研磨石 イイひとなどと 呼ばれたくない‥‥のに ーオオカミー けふもまた 送り羊の 研磨石 皮脱ぎ捨てる すべも識らずに ー偽 善ー イイひとの 殻を破れぬ 研磨石 ワル海苔蜜を 少し見ならえ ーぼんぼんー 変わろう…

ー出張2句ー 秋なすび 嫁に喰わせて 旅に出る 春さぶの 旅は靴擦れ 夜はお酒 1996(H 8)年11月

ー構想三連句ー 高僧は 商売道具に 字は書かん 狡僧は 商売上手に 字を書かん 乞僧は 嗤われ上手に 恥かかん ※注1 嗤われ→笑売 ※注2 恥→破字 1996(H 8)10月

ー夏の終わりにー 夏終野(なつばての) 鷺草の白 風に舞い 1996(H 8)年 9月

ー暑中見舞い?ー 太陽が くれた季節に 乾杯っ!! 1996(H 8)年 7月

ー健坊健忘症ー 二年半 忘れることについやして 1996(H 8)年 5月

ー行雲流水ー 行く雲も 流れる水も 我が道も ただひたすらに 跡かたもなく 1996(H 8)年 4月 唯々、行雲流水を詠みたくて・・・行到水窮處 坐看雲起時

ー早 春ー 雪解けの おらが畑は 日受け良し 1996(H 8)年 2月 山口県で、