落款『磊』の由来
俳号に見合う名句ができぬまま、1年半が過ぎた、ずっと気にはなっていたのだが「研磨石」の中に潜む3つの「石」!!
なにか言いたそうである。
東大寺正倉院御物の名香「蘭奢待」(らんじゃたい)には東大寺の3字が隠されているという。
「研磨石」に『磊』という文字が隠されていたことを、知ることになる。
俳号にふさわしい落款までできてしまった。磨けば光る「石」の群れ。
「豪放磊落」の「磊落」とは、−− 小さなことにこだわらぬこと −− だそうである。
俳号だけが ひとり歩き し始めた。 平成 8年 朧月 記
※当時はまだパソコンがなくて、NECのワープロ専用機[文豪ミニ7HR]で句集を作ってました。
そして製本は当時のバイト先、かいつぶりハウスの2Fのコピー機を借りていました。