通信33,【夏をあきらめて】

この夏の暑さで、例年になく長持ちした年頭の決意も、10年振りの仕事モードも跡形もなく完全消滅、すべて忘れ果てた。


おまけに、鬼の撹乱? (足の怪我)で、楽しみにしていたキャンプにも行けず。
踏んだり蹴ったりの夏。


2001/ 9/ 3 羽咋(はくい)市にて、すでに来年頭の決意を考え始めた研磨石


【訪販道中膝栗毛 13 石川県羽咋市
研磨石の夏が終わろうと終わるまいと、旅は容赦なく続く。
ここに来て朝夕の過ごし易さが救いではある。

これにもうひとつ、旅先の味覚が加われば、言うことなし。

今回が初対面の新規の呉服屋さんに連れて戴いた、操川鮮魚店直営の「魚(ぼうぼう)」という名のお食事処は、羽咋駅から徒歩5分。
ドジョウの唐揚げをつまみながら生ビールと焼酎の水割り、ノドグロとお茶漬けが今夜の夕食。
たいして売れなかったのに、こんなにごちそうを戴いて、なんだか申し訳ないな。

※『ぼうぼう』 とはこの地方の方言で、魚のこと。
この辺りの料理屋のカウンターの上には、水槽が置いてあり、生きたドジョウが泳いでいる。