通信25【北 へ】

年頭の決意も(通信13.5【良寛その後】)、未だ醒める気配はなく、
およそ10年ぶりの仕事モードにはまったようである。
その「やる気」に水をさすように、売上は上がらないのだが、
その「やる気」は地図上を、一気に駆け上がる。


    北へ!

23日、空路を旭川へ飛び一泊、翌朝、問屋さんの車に同乗、
なんと8時間かけて、着いたところは、厳寒、極寒、最低気温 −15度の・・利尻島である。
北西風(タマカゼ)が、唸りをあげている。
人は居るのか? 呉服屋さんは在るのか? 床の間は?
で、
20年前にタイムスリップしたような田舎のよろず屋さんでの展示会。
茶飲み話に花が咲く。さぶいときは、展示会に限る。


2001(H13)/ 2/28 東北もいいが北海道も良いと思った研磨石


【訪販道中膝栗毛8】
利尻富士町なので『富士にススキ』の画讃を持ってきた。
「小樽に家を建てた息子のところに4月から行く」という一人住まいの婆さんが「これ掛けて島を懐かしむ」と、買ってくれた。
まんまと、狙いは当たった。実は、良寛の『毬に笠 無欲一切足 有求萬事窮』と、どちらにするか迷われたのだが、こちらは売れなくてホッとしている。手塩を掛けて育てた娘を嫁にやるのは辛いものである。

・土産は、もちろん利尻昆布です。お楽しみに!! 研磨石の髪の毛は、黒くなった?

旭川と言えば、ラーメンである。雪の中を目指すラーメン店『山頭火』へ、特選とろ肉ぶつ切りみそラーメン(数量限定品)¥1,050とライス。

・今回、同行してくれた、問屋のI氏とT君、お疲れさまでした。T君は20歳。4日間同宿の彼に、「母と同い年です」と言われ、4〜5才先輩のつもりで接していた研磨石はガックリ。この旭川の問屋さん、Y社はスゴイかもしれないと思った。


・次の旅は、西脇に説明会に行った後、またまた、東北へ。