通信26【母が笑った】

  雪解けの おらが畑は 日受けよし  研磨石(句集苦衷より)


父とは正反対の性格の、もの言わぬ母が、満面に笑みをたたえた!?

うれしい便りです。まさかとは思ったが、なかば冗談で書いた通信11【耕作者急募!!】に、引っ掛かってきた、いや、乗ってくださった御仁がいたのである。京都市在住の、初老の絵師。
老絵師、登山が趣味だというので、何年か前に愛宕山へ連れて行ってもらったが、研磨石は、付いて行くのがやっと、下山途中で足をくじいてしまった。
言うだけのことはある。初老とはいえ、暇と持久力だけはありそうである。


ともあれ、気の変わらないうちにと、昨年、現地へ案内したら、
「なにをこの程度であわてふためいておる」
「来年は手作りの新茶が飲める」
「茶園の間には、こんにゃく芋を植えよう」
「畑には、草をはやさないよう薩摩芋、カボチャが良い」
農婆(母)を前にして終始、強気の、ご発言である。


この日、我が村に一筋の光が差し込んだ。「研磨石と絵師の耕作日記」をお楽しみに。


通信効果? 出してみるもので、他にも2名。
>それと、畑の方もまた、ぜひよろしくお願いします。(→この方は若手友禅作家(男)です)
>今度、木こりさんの方に参加させてください。(→この方はうら若き(年令不詳)独身女性)
という返信をいただいたのですが、大歓迎です。バサラ王国の未だ空席の「妃」の座を空けて
お待ちしております。待望の木綿香の母の出現か?!


■「○○○バサラ茶花園」???
皆さんにはまだ、お話ししてませんでしたが、畑仕事と山仕事の他にもう一つ。父亡き後、その遺志を継ぎコツコツと畑に通い続け、もう10年以上になろうか。茶花を作り続けている、これも初老のM氏がいる。実は昨秋、彼と一緒に車で京都まで、鉢植えの茶花を売りに歩いた。
研磨石お得意の訪問販売である。義理もあったが、これがまた良く売れた。


   あしたから きのうしようと きょうおもた
           あしたのきのう(は) きのうのあした
  研磨石


昨秋からの仕事モードも、出張の谷間で小休止。待ちかねた春、帰農モード再点火というところである。

2001(H13)/ 3/25 江州バサラ王国にて 国王は研磨石? 追って、耕作者募集中です!!