*p1*[通 信 【研磨石通信】]通信41【SO-CO】
   蝉丸の 社の下で これやこのォー・・・・ポンコツ車め!

ラジエターから白煙を吹き上げ数分後、愛車「旧稲妻号」は敢え無く県境の国道で停車した。
上を見上げれば国道沿いに小さな社があるではないか。 京都から修理人が来るまでしばしの時間が、と上ってみると、そこは逢坂山であった、蝉丸神社(中社)であった。
  「これやこのいくもかえるもわかれてはしるもしらぬもあふさかのせき」
蝉丸と、その姉宮逆髪の登場する謡曲「蝉丸」は世阿弥の作と云われる。そうだ。


思えば、この車とも長い付き合いである。走行距離も24万・をとうに越えた・・・その後、妻のお古に乗って、お茶を濁していたが、この度やっとのことで念願の新車を手に入れた。
その名は「稲妻号」2世。あれは小学校4年のとき、当時出がけの3段変速の自転車を買ってもらい、もう嬉しくて嬉しくて、付けた名前が「稲妻号」。
今思えば、あれが命名癖の始まり。


昨今、SO-HO(ソーホー)という言葉が流行りだが、研磨石にとって車とは、SO-CO(ソーコー)スモールオフィス・カーオフィスといえる程に、
・貴重な足であり(カーナビ付き!)、
・大切な人をお乗せする貴賓席であり(後席も広い!)、
・仕事部屋であり(パソコンも使えるコンセント付き!)、
・農作物の運搬用であり(後席倒せば広い荷室に!)、
・時にまた、そこは宿泊所にも早変わりするのである。


フルモデルチェンジで発表日から1週間で納車ということもあり、乗り始めてすでに1カ月の余になるが、巷で走る同型車に、まだお目にかかったことはない。 まさに研磨石のために造られたような車である。
慈母様に、賢弟様に、稲妻・・いや愛妻様に、大感謝です!!


2001/12/11 行くぞ!稲妻号!! 研磨石
■追伸■
★1年前の決意が実った。あの「京都駅企画」から10年、久方ぶりに達成感を味わった。
1年間で7キロも体重が減ったのである。1年ぶりに訪れた、坂出の呉服屋さんでは、「どうした?見違えるようだ。10歳は若く見えるぞ!」40を過ぎれば自分の顔に責任を持たねばならないそうだが、体重もその気になったら減らせるものである。新車と10歳は若いといわれる肉体を手に入れたことで、いよいよ来年は「売上の達成」というところであろうか?
★一昨日まで尾鷲に行ってきました。森林が海まで迫る漁村を、両手に風呂敷を下げて徘徊してきました。
15日からは、兵庫県三木市です。