通信10【売れる】法則

旅の空の下、暇にあかせて、思いをめぐらしております。

はて?、【売る】と【売れる】は、どう違うのか。

【売る】という言葉には、売りたい・売らなきゃという意志が、常に、自我の中から生まれてきます。 →我利(社利)

【売れる】という言葉には、なにもしなくても、放っておいても、自分の意志とは関係なく(無我)、勝手に売れていくという感じです。 →利他(衆利)


これを「れ」有る→レアルの法則といいます。
  real 1.真の、ほんとうの 2.実際の、現実の 3.(にせ物でなく)本物の
  lair 1.(野獣の)寝ぐら、巣 2.<口語>(人の)くつろぐ場所

ところでみなさんは 【売る】派ですか? 【売れる】派ですか?
売って いるのか、売れて いるのか・・・・むつかしいところです。


     忘己利他 我利我利亡者 もう懲りた  研磨石

忘己利他 慈悲之極(もうこりたじひのきわみなり)】かの天台宗祖のお言葉であります。


自分が売っていると思いたい気持ちは、分からなくもないんですが。


どうやって売ろうかと売るための会議をしたり、し始めたとき、もうすでに「終わっている」ことに、みんな、気付かないんだな、これが。

私? もちろん【売れる】派です。

【生きる・生かされる】【愛す・愛される】に置き換えるとおもしろいよ。

あなたは愛されている?
わたし? 妻の七光です。


2000(H12)/ 7/19 紀ノ川の瀬音を枕元に聞きながら 和歌山県橋本にて研磨石